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大動脈瘤について

これまで動脈硬化によって血管内腔が狭くなったり、そこが詰まったりして起こる病気を紹介してきましたが、動脈硬化により動脈壁が薄くなり、引き伸ばされてしまう病気もあります。それは動脈瘤です

 

特に大動脈に生じるタイプのものを大動脈瘤といいます。動脈瘤は、大動脈ばかりではなく、脳動脈など、動脈ならどこの部位でも起こる可能性があります。大動脈瘤は大動脈壁の弾力性が失われ、血管内圧によりこぶのように血管壁が拡張する病気です

 

多くの場合

 

高LDLコレステロール血症、高中性脂肪血症、高血圧、糖尿病、喫煙などの動脈硬化を促進する要因がその背景に存在しています。

 

大動脈瘤は、

腹部大動脈瘤

 

胸部大動脈瘤

 

に大別できます。どちらも一度現れると自然に消えることはなく、どんどん大きくなっていきやがて破裂してしまいます。

 

破裂が起こると死に至る恐れも

大動脈瘤ができても、多くの場合、目立った症状は出てきません。こぶが大きくなると、腹部大動脈瘤では腹部の鈍痛や腰痛など、胸部大動脈瘤では胸部圧迫感や嗄声、嚥下障害などが現れることがあります。そのような症状が出ていれば、こぶは破裂寸前の状態だと考えてよいでしょう。

 

大動脈瘤が破裂すると、激烈な痛みや意識障害が起こります。さらに大出血による血圧の低下から、ショック状態に陥ります。命の危険が目前に迫ります。

救急車で運ばれたものの病院に到着する前に約50%の人が、また手術などの治療後に約40%の人が亡くなるとの事

 

破裂する前は症状らしい症状がないのに、破裂した途端に命の危険が迫る・:大動脈瘤破裂は、本当に怖い病気です。

 

大動脈瘤そのものを、薬で治療することはできません。使うとしても、血圧を下げる薬ぐらいです。したがって、破裂の心配があれば手術を行うことになります。手術は、こぶの部分を切り開き、そこに人工血管を入れる方法が主流です。しかし、最近では大動脈瘤の病態や患部の状態により、ステントで内腔をおおって補強するなどの方法が活用されるようになってきています。

 

 

 

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